部活動運営方針
基本方針
◆ 部活動において、バランスのとれた心身の成長を目指し、学校教育の一環として教育 課程との関連を図り、「今後の最上中学校部活動のあり方の方針」等を受け、学校全体 としての指導・運営体制を整備する。また、生徒の自主的、自発的な参加のもと、合理 的・効果的な活動を期す。
部活動の休養日及び活動時間について
休養日 | 平日:1日以上 土曜日・日曜日等 :1日以上 |
・定期試験の3日前から、部活動休養日とする。 ・長期休業中は、活動日を休業日数の1/3程度とし、ある程度まとまった休養期間を設ける。 |
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通常の 活動時間 |
平日: 5時間授業日 ⇒2時間程度 6時間授業日 ⇒1時間程度 土曜日・日曜日等 : ⇒原則しない ⇒実施する場合は3時間程度 |
・下記については適用外とする。
※週休日や休日の部活動は原則行わない。それに代え てクラブや部活動指導員が主体となる活動を認めて いく。(ただし、顧問が付く必要があり校長が承認 した練習試合や各種大会、特別強化期間は例外とす る。) ※毎週のように大会等に参加するなど、生徒や教員の 過度な負担とならないよう留意する。 |
特別強化期間の 活動時間 |
・「中体連主催大会」または「日本(最北地区)吹奏楽連盟主催コンクール」の前の2週間とし、通常の時間を超える活動も可能とする。 | |
その他 | ・学期中の始業前練習(朝練習)については禁止とする。ただし、中体連主催の駅伝競走大会や陸上競技大会のための練習については、生徒の負担に配慮し適切に行うものとする。 |
地域や保護者等との連携について
(1)地域の各種関係団体等(以下、「クラブ」という。)との連携
・クラブへの加入は任意とし、休養日及び活動時間については部活動の時間と合わせて上記程度とする。
・休日の部活動については、原則としてクラブで対応する。ただし、特別強化期間及び大会・練習試合、講師招聘練習会等の場合は、部活動として実施する。
・夜間の活動の場合は、片付けを含めて午後8時30分までに活動を終了する。
・クラブへの生徒の所属や活動について、学級担任及び部活動顧問が実態を把握する。
(2)保護者会等との連携
・保護者会の目的が学校部活動の支援・協力・応援にあることを確認するとともに、保護者会が単独で練習会等を主催しないよう要請する。
・部活動顧問は、活動計画や活動状況等を常に共有するとともに、支援体制や会計責任等について役割を明確にし、共通理解を図る。
(3)外部指導者(コーチ等)
・8月下旬に各部活動保護者会長の推薦をもとに、校長が委嘱状を交付する。任期は1年(8月1日~翌年7月31日)とする。なお、再委嘱は妨げない。
(4)部活動振興部会
・学校の部活動担当教員、各部保護者会長、外部指導者、クラブ等の代表者等を構成員とし、原則として8月に開催する。
・部活動を適切に運営するため、各部活動の取組みの確認を行うとともに、活動内容や活動時間、連携の在り方などについて、共通理解を図る。
適切な部活動の指導
(1)適切な指導の実施
・部活動顧問及び外部指導者(以下、「指導者」と言う。)は、生徒の心身の健康管理、事故防止に努めるとともに、体罰・ハラスメントの根絶を徹底する。
・指導者は、生徒が生涯を通じてスポーツや芸術文化等に親しむ基礎を培うことができるよう、生徒とコミュニケーションを十分に図り、各自の目標達成を支援する。
・指導者は、個人差や成長期における体と心の状態等に十分に配慮した上で、休養を適切に取りつつ、効果的な指導を行う。
・【運動部】指導者は、過度の練習がスポーツ障害・外傷のリスクを高め、必ずしも体力・運動能力の向上につながらないこと等を正しく理解する。
・【文化部】指導者は、生徒のバランスのとれた健全な成長のために、過度の練習が生徒の心身に負担を与えること等を正しく理解する。
(2)活動計画及び活動実績について
・部活動顧問は、月末までに翌月の活動計画(活動日、活動時間、休養日及び参加予定大会日程等)を部活動担当に提出し、部活動担当が一覧として提示することで、校長への報告とする。
・部活動顧問は、計画及び活動実績に変更があった場合、ただちに校長に申し出る。
部活動における事故防止について
(1)活動前における配慮事項
・指導者は、生徒の既往症(心臓疾患やアレルギーの有無等)を事前に把握し、万一の対処法を、養護教諭や本人及び保護者と確認しておく。
・指導者は、活動前に生徒の体調確認を行うなど、事前の事故防止を徹底する。また、活動場所、設備、備品及び用具等について、日常的に安全点検を行う。
・事故が発生した場合に備え、学校の危機管理マニュアルについて、平素から部活動顧問・生徒・学校とともに共通理解を図る。
(2)活動中における配慮すべき事項
・指導者は、常に生徒の体調に気を配り、体調不良の際には、自らすぐに申し出ることができるよう、生徒と円滑なコミュニケーションを図っておく。
・指導者は、生徒に対し、自ら事故や熱中症等を回避することができるよう指導する。
(3)天候等を考慮した指導について
・指導者は、高温・多湿時には、活動の延期や見直しなどの柔軟な対応を行う。特に、WBGT31℃以上の場合は原則として活動中止、WBGT 28℃以上の場合は、こまめな水分・塩分の補給や休憩等、生徒の健康管理を徹底する。また、活動中に熱中症の疑いのある症状が見られた場合には、直ちに活動を中止し、迅速に対応する。
・降雨、暴風雨、雷の際には、活動の中止や中断の判断を的確に行う。
その他
・「中体連主催大会」以外の大会や強化練習会等への参加や部活動顧問による引率については、生徒や部活動顧問の負担を考慮して校長が判断する。
・本方針は、保護者会やPTA総会等において公表する。
・この方針は、令和4年8月1日より実施する。