院長挨拶

　当ウエルネスプラザは、「保健・医療・福祉」を基盤とする地域包括ケアの中核施設として、1993年に現在地に移転後、様々な施設やシステムの整備を重ね発展して参りました。この間、介護保険制度の創設と社会への浸透といったプロセスを経て、地域包括ケアの柱には新たに「住まい」や「生活支援」が加わり、少子高齢化社会の下で、より普遍的かつ万人に資する概念へと変化しつつあります。

　これまで培ってきた経験をふまえ、引き続き地域で生活する皆様方に安心をお届けすることが私たちの至上の使命であります。今後はさらに時代を先取りし、皆様ひとりひとりが希望される理想の人生をスタッフやご家族とともに築き上げていくアドバンス・ケア・プランニング（ACP）の充実を目指していく所存です。

　世界中に拡散している新型コロナウイルスや度重なる自然災害、さらに今後私たちに降りかかる可能性のあるいかなる困難にもスタッフ一丸となって対応し、町民の皆様の健康と暮らしを守ることを第一義とし、力強く確実な歩みを刻んで参ります。

 

最上町立最上病院院長　佐藤俊浩